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新年のご挨拶

2024/01/01

 新年あけましておめでとうございます

 

 組合員皆様におかれましては、ご家族とともに令和6年の新春ご健勝で迎えられました事を心よりお慶び申し上げます。

 また、旧年中はJA事業に対し特段なる深いご理解ご協力を頂いております事に改めて心よりお礼申し上げます。

 

 農業を取り巻く情勢は、ロシアによるウクライナ侵攻や円安等の影響により、肥料・燃油等をはじめとする生産資材価格が高騰し、今後においても価格は高止まりの状況は長引くことが予想されます。

 

 農業政策に関しては食料安全保障の強化と食料農業農村基本法の改正や経営所得安定対策においても、水田活用の制度運用厳格化による水田水張5年ルール・畑地化促進事業等、目まぐるしい制度の改正により混乱を期した場面があったと思われます。今後においても再生産のできる安定した農業政策の要請をこれまでと同様に系統組織を通じ、組合員皆様が安心して営農を続けられるよう強く求めて参ります。

 

 さて、昨年は春先より好天に恵まれ、播種移植作業は順調で、7月までは豊作が期待されておりましたが、8月以降の干ばつと記録的な猛暑により、農畜産物全般に少なからず影響が出たところであります。

 主要作物の状況については、水稲においては、令和5年10月25日の作況指数では、全国101、道内104、南空知103と4年連続の豊作基調と発表になりましたが、籾数は少なくシラタと高タンパク米の発生でゆめぴりかの基準品率は57%の状況でありました。

 小麦については、出穂期からの干ばつの影響により一部で赤ザビ病が発生し収量は平年をやや下回る結果となりました。

 大豆についても天候要因の影響を受け、落葉が進まず収穫が遅れ、小粒傾向・変色等品質に懸念を残し3等規格の発生が多い傾向にあり、青果物においては、品目による差はあるものの、高温の影響により、収量・品質において障害の出た年となりました。

 JA事業においては、令和5年5月よりコロナ感染症も5類に移行し、4年ぶりの農業祭開催や総代視察研修、共済・肥料の一斉推進、農産物出荷契約推進等コロナ前の経済活動に戻りつつ事業を遂行してきました。

コロナ感染症は今もなお発生しておりますが、今後も感染対策を継続しながら対応を行っていくところであり、コロナ前までの経済回復を期待しているところであります。

 地域の基幹作物である水稲については、昨年より概算金水準が約2,000円程度上昇し経済回復が少し進んだ状況であります。

 今後においても生産調整とあわせたなかで、主食用面積の維持確保を願いたいと考えております。

 又、米麦共同施設の相互利用強化による料金統一も実施させて頂き、組合員皆様には利用料金の改定に際し特段のご理解を賜り改めて御礼申し上げます。

 令和6年度は次期農業振興計画策定年であり、農業所得確保に向けた各種の提案を申し上げるところであり、各事業の推進を取り進めて参ります。

 

 本年も組合員皆様の期待に応えられる運営ができるよう、営農部門を重視した事業と経営の発展を確立させ、皆様が安心して営農できる生産基盤の確保に向け、引き続き地域農業の持続的発展と地域社会への貢献の達成に向け「信頼の絆」をキーワードに役職員一丸となって邁進して参りますので、よろしくお願い申し上げます。

 

 結びに、本年もご家族をはじめ組合員皆様が事故無く、ご健勝で過ごされ、そして、豊穣の秋を迎えられますようご祈念申し上げ新年に当たりご挨拶と致します。

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